中央公論社の「世界の歴史」全８巻、全て揃ってます。「ホームスクール版」とあります。母が独身時代に買って、以来ずっと家にあります。他人に貸したこともなく、せいぜい家族が数回読んだに留まるため、比較的きれいと思います（個人的感想）。昭和37年配本ということはもう約60年も前の書籍ですから、日焼けや変色、傷み、汚れなどあります。古い本であることをご理解のうえ入札して下さい。６枚目の写真が最も目立つ汚れです。
村上春樹が読んで世界史を学んだというのはこの本ではなかったかと密かに思っています。彼は1949年1月生まれですから、1961年（昭和36年）頃に中学校に進学したと思います。最近の全16巻では無く、こちらの全8巻を繰り返し読んだのではないでしょうか（個人的意見）。村上春樹が言う通り、確かに歴史の流れや必然を説明するという姿勢が通底していて、歴史学の泰斗によるにも拘わらず読み物として面白く、文章も平易な好著と思います。とはいえ、その後明らかになった歴史上の発見なども多数あるでしょうから、歴史書としての意義はもはや失っています。ですので村上春樹の熱心なファンの方に読んで頂きたいと思います。